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足の血圧と動脈硬化の関係 [動脈硬化]

足首の血圧で分かる動脈硬化とは?

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血圧と言えば腕で測ると思いますが、足の血圧も動脈硬化の進行に重要な値であることをあなたはご存知でしょうか?

血圧は心臓が動くことで発生しますが、この心臓から発生した血圧が全身へ伝わる事で体の隅々まで酸素を送ることができるのです。

心臓で発生した血圧と通常測定する腕で測定する血圧は同じ値なのでしょうか?

答えは違い、心臓より遠くの場所で測定する血圧の方が高い値になります。

それは心臓から末梢へとつながっている血管は、心臓直後の血管よりだんだん細くなっておりこれによって心臓からの脈波と呼ばれる波形が大きくなります。

例えば、砂浜の海を思い出してください。
波が砂浜で大きくなるあの現象に似ているとも言えます。

したがって心臓から発生する血圧を脈波として比較した場合それぞれ波形が違うのです。

足首の方が心臓より距離が長いこともあり腕の血圧よりも高い値を示します。

これが動脈硬化と呼ばれる血管にコレステロールなどの沈着物が付着し(アテローム性動脈硬化症)
血管の内腔が狭くなることで血流が少なくなると足首の血圧が下がることになります。

閉塞性動脈硬化の測定方法ABI

全身にある血管は構造に違いがあり、腕の血管は比較的血管の内腔が狭くなる動脈硬化は起こりにくいと考えられております。

足首の血管は左右分岐する部分に早期の動脈硬化によって閉塞(血管が詰まる)することが知られてますので、腕の値と足首の血圧値を比較(割り算)した値を動脈硬化の進行度合いとして診断する方法があり、これをABI検査と呼ばれております。

ABI:(ankle brachial pressure index)

検査自体は非常に簡単で、左右の上腕(腕の血圧と)足首の血圧を測定して左右足首それぞれの血圧値を上腕で測定した高い方の値で割ることで求められます。

計算式
足関節上腕血圧比(ABI)=左右足首血圧値÷左右上腕血圧値(高い方)

例えば以下の様な血圧測定値の場合
右足首血圧値:140mmHg
左足首血圧値:150mmHg

右上腕血圧値:140mmHg
左上腕血圧値:135mmHg

右ABI値:140÷140=1.00
左ABI値:150÷140=1.07

基準値は以下の様に世界的に決められております。 (抜粋)

正常値  0.91~1.29
狭窄疑い <0.9


閉塞性動脈硬化とは?

上記の血圧値の計算から、
閉塞性動脈硬化症(arteriosclerosis obliterans;ASO)の診断をする事ができます。

この値で0.9以下を示す様な場合は閉塞性動脈硬化症が疑われます。

左右足へとつながる血管に閉塞が疑われる様な場合にこのABI値が低くなるのです。

症状としては症状の度合いによっても決められております。
度数が進むと重症度を表します。

Fontain分類
I度 足のしびれや冷感
Ⅱ度 少し歩くと足が痛む
Ⅲ度 安静にしていても足が痛む
Ⅳ度 潰瘍壊死、

どのような人がASOへなるのでしょうか?

動脈効果の危険因子として知られるものは、
喫煙、コレステロール、高血圧、肥満、運動不足などで、
該当する人は動脈硬化が進みやすいと言われております。

閉塞性動脈硬化で多いのは50歳以上の男性で、
肥満、高血圧、糖尿病、脂質異常、喫煙などが原因と言われております。

この閉塞性動脈硬化が進むと安静の状態でも歩くことが困難になったり、
さらに重症化が進むと足が壊死したりすることがあります。

このように足の動脈硬化が進んでいると、
全身の動脈硬化も進んでいる可能性があるので注意が必要です。
全身の動脈硬化として、心疾患、脳血管疾患など重篤な症状へと進む場合があるのです。

背景としては、
日本人の食生活の変化など動脈硬化になる人が増える傾向にあるようです。

閉塞性動脈硬化症の治療方法は?

治療法としては、
重症度にもよりますがまず動脈硬化の原因である糖尿病や高血圧、脂質異常を治療することになります。

足の潰瘍や壊死の症状が出ているような場合は、薬物治療やインターベンション治療と呼ばれる血管の閉塞部分を再形成する治療を行う場合があります。

閉塞性動脈硬化症のABI検査の受け方

腕と足の血圧を測定するだけの簡単な検査ですが、自分で測定することは難しいでしょう。

それは家庭で使用する血圧計は足の血圧を測定するように作られていないからです。

理由は足の構造上、血圧測定は腕の血圧測定とは違いがある事になります。

したがって検査自体は病院で専用装置で測定することをお勧めします。
装置はベッドに仰向けになり、両腕両足へ巻く血圧計です。
最近では、人間ドックなどでも測定できる施設が多い様です。

あなたも生活習慣を見なおす機会に一度測定してみるのも良いかもしれません。

参考)厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト 循環器病の診断と治療に関するガイドライン TASCⅡガイドライン


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